日本ほど釣りを行った経験がある人が多い国はありません。
周囲がすべて海に面した国、島国でありながら山、谷、盆地と起伏のバラエティに富んだ地形、四季の巡りという特殊な環境要因、豊富な水源にも恵まれ、日本国内で釣りが出来ない場所はありません。
ざっと軽く考えても、釣れる魚の種類は数十種類に及び、生鮮食品を扱うスーパーでは、釣り人にお馴染の魚も多く並んでいます。
そして、釣りの中でも、海釣りは非常に大きな魅力をもつレジャーとなっており、これを一生の趣味とする人は少なくありません。
本記事は当ブログサイトのスタートを飾るものですが、まずは海釣りの魅力を少しばかり紹介することから始めようと思います。
海釣りを始めよう ~魅力多きレジャーを趣味に!~
海釣りで生活の糧を得る漁師さん、趣味として海釣りに取り組む釣り人、夏の行楽の一つとして海釣りに出かけるファミリー、その他収入を得るために海釣りに関与する人など、海釣りと関わる方は非常に多くいます。
今こうして記事を作成している管理人も一人の釣り人でありながら、ブロガーとして海釣りのノウハウを紹介するライターという側面を持ちます。
近年のアウトドアレジャーは一部のジャンルを除けば減少傾向が続いており、釣りも同様の傾向を示していますが、それでも旅行やハイキングに次ぐ人気を博しており、国内の釣り人口は700万人とも言われています。
管理人が幼少の頃(30年以上前のことです)は、その潜在人口は3,000万人とも言われていたので、それに比べれば随分と縮小しましたが、レジャーの多様化や少子高齢化を考えれば、これは必然の結果と言えるでしょう。
ここでは、なぜ海釣りというレジャーが、こうも多くの人を魅了するのか、その理由の一端を紹介してみましょう。
釣りの格言(ことわざ)はその奥深さを物語る
釣りは昔今を問わず、世界中で楽しまれていますが、中国の古いことわざには、次のようなものがあります。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」
日本語訳なので、いくつかの解釈があるようですが、釣りの格言の中ではもっとも有名なことわざです。
その意味についての説明は不要だと思いますが、どのような行いも人の欲求を満たし続けることはできず、一時的な満足に終わるが、釣りを続けている以上は、その満足は一生涯続くといったところでしょうか。
他にも多くの格言が釣りというものの魅力を語っていますが、その多くは釣りの奥深さについて触れたものです。
釣りの楽しみ方は多種多様で極めるのは不可能
釣りをもっとも大きなくくりで分けると、湖や池、川などでの淡水魚を狙った釣りと、河口や海などでの海水魚を狙った釣りに分かれます。
それぞれ陸から行う釣りと、水の中に入って行う釣り、船やボートで岸から離れて行う釣りがあります。
陸から行う釣りの釣り場となる場所には、ほとり、防波堤(波止)、砂浜、磯などがあり、その他にも管理釣り場や釣り公園、釣り桟橋や釣り筏、釣り堀などと呼ばれる釣り専用の施設も存在します。
そして釣りを行う時には、釣りエサを使った釣りと、ルアーと呼ばれる疑似餌を使った釣りのいずれかを選択します。
趣味の範囲で釣れる対象魚は、淡水魚と海水魚合わせて数十種類程度でしょう。
いかがでしょう、釣りというものを軽く紹介しただけで、一体いくつの構成要素が出てきたのでしょうか。
これらを踏まえて、最後に対象魚に相応しいタックルや仕掛けを用意して釣りに臨むとすれば、一般的に認知されている釣り方の種類だけでも数百通り、細かく分ければ無数に存在するとさえ言えます。
例えば、海釣りの人気ターゲットであるクロダイ(チヌ)には、ウキフカセ釣り、落とし込み釣り(ヘチ釣り)、紀州釣り、掛かり釣り、ブッコミ釣り、チニングと呼ばれるルアーフィッシングなど、専門的に狙う多種多様の釣り方が存在します。
釣り場や時期の違いも合わせて、これらの釣法の知識と技術を身に付け、マスターしようと思えば少なくとも数年は掛かるでしょう。
たった一つのターゲットですらマスターするには、それなりの経験が必要となり、あらゆる釣りを極めるというのは、実質不可能なのです。
ただし、それを良いように捉えると、釣りにはそれだけ多くの選択肢が存在し、続けても決して尽きない魅力を持った娯楽だと言えます。
選択肢が存在するといった視点では、釣りの楽しみ方についても人それぞれです。
一つの釣りに没頭する人もいれば、一つのターゲットに絞って様々な釣り方を試す人、逆にシーズンごとにターゲットを替えたり、ターゲットを絞らず常に五目狙いで釣りを楽しむ人もいます。
一年中釣りに出掛ける人もいれば、気候が穏やかなシーズンや、お子さんの夏休みの時期だけ楽しみに出掛ける人もいます。
魚を釣ることだけを楽しみ、釣った魚をリリース(放流)する人もいれば、釣った魚を持ち帰り、夕食のおかずにして趣味と実用を兼ねた釣りを楽しむ人もいます。
釣りの楽しみ方は、ターゲットも含めて多種多様であり、万人に受け入れられる個々人の楽しみ方が存在すると言えます。
ココがポイント
釣りは老若男女を問わず、一生涯楽しめるアクテイブレジャー
釣りはスポーツのカテゴリーに含まれることが多く、アクティブレジャーだと言えます。
適度な運動にもなり、釣り場でお会いするお歳を召した方も、皆さん元気でシャキッとしています。
釣りは幼少から老人に至るまで、自身の体力や自由になる時間、身に付けたテクニックに合わせて、好きなように楽しむことができます。
まさに、老若男女を問わずに一生涯楽しめるレジャーというのは、趣味とするのに最大の利点であるのかもしれません。
ココが嬉しい
もし、あなたがこれから釣りに取り組めば、始めて間もなく釣果を得るという嬉しい経験をします。
狙うターゲットによっては、初心者さんでも簡単に釣り上げることが出来るので、始めてすぐにその魅力に嵌る人も少なくありません。
そして、釣りは始めようと思えば、明日にでも始められるほど間口が広いレジャーです。
にもかかわらず、先に紹介したように、非常に奥が深く、魅力が尽きないという特徴を持ち、この点においても趣味とするのに相応しい娯楽だと言えるのではないでしょうか。
さあ、海釣りを始めよう!!
この記事を最後までご覧頂いた方は、これから釣りを始めようとしている入門者さんか、あるいは始めたばかりの初心者さんが多いのではないでしょうか。
いかがでしたか、釣りを始めようと思うだけの、あるいは続けようと思うだけの魅力が伝わっていれば良いのですが。
近年では、若者に人気のルアーフィッシングをはじめ、女性アングラーや仕事帰りに釣りを楽しむ人なども増えました。
もちろん、気候の良いシーズンの週末ともなれば、足場の良い人気のある防波堤は、お子さん連れのファミリーで大賑わいです。
もし、あなたが海釣りについて少しでも興味を抱いたのなら、当サイトの記事を参考にして頂き、海釣りの魅力をさらに掘り下げて検討してみてはいかがでしょうか。
そして、釣りへの思いが強くなれば、老若男女を問わず一生涯楽しめるこの魅力あるレジャーを、ぜひとも経験してみて下さい。
いくらかの経験を積み、釣りにはまっていけば、自分が求める釣りのジャンルや、人とは違う楽しみ方も見つかるでしょう。
いつのまにかあなたの趣味の一つに【釣り】が加わり、長く付き合っていける娯楽を得て、きっと人生の楽しみが一つ増えることでしょう。
なお、当サイトでは、入門者さんでも人から教わらずに海釣りに取り組めるように、海釣りのイロハから順序立ててその基本知識とテクニックを紹介していきます。
その他にも、初級者さん~中級者さんまでを対象として、様々な釣りネタも合わせて紹介していこうと思います。
きっと、あなたのフィッシングライフのお役に立てる情報がたくさん見つかると思いますので、これから順次紹介していく、当ブログサイトの記事を合わせてご覧頂ければ幸いです。