堤防釣りで釣りやすい魚ランキング

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海釣りでは様々な種類の魚を釣ることができます。

釣り人の大半が手軽に楽しむ堤防釣りにおいても、周年釣れる魚から、季節に合わせて接岸する魚など、多くの種類の魚と巡り合うことが出来ます。

そんな魚種の中には、簡単に釣れる魚もいれば、釣るのが難しい魚もいます。

とりわけ難易度が高いターゲットを狙う釣り人にとっては、日常的にボウズ(対象魚が釣れないこと)をくらうケースも珍しくありません。

釣れると楽しいが、釣れなくても楽しめる、それもまた釣りという趣味の趣深いところです。

しかしながら、海釣りの入門者さんや、始めて間もない初心者さんにとっては、まずは魚を釣ってみたいという思いの方が強いのではないでしょうか。

ここでは、堤防釣りで釣れる魚のうち、釣りやすい魚ベスト5をランキング形式で紹介します。

 

目次

堤防釣りで釣りやすい魚ランキングで扱う対象魚

本紹介はどちらかと言えば初心者さん向きの内容になるので、以降で紹介する内容についてあらかじめ補足しておきます。

堤防釣りで釣れる魚の中には、本命として狙う魚と、狙ってもいないのに釣れる【外道】という釣り用語に分類される魚がいます。

外道の中には釣果として扱うには忍びない、すなわちお土産として持ち帰る魚には適さない【エサ取り】と呼ばれる魚もいます。

例えば、スズメダイ(オセン)、ウリボウ(シマイサギの幼魚)、チャリコ(タイ類の幼魚)、ベラ、バリコ(アイゴの幼魚)、クサフグ、ボラといった魚たちです。

もちろん、サイズや時期によってはお土産になる魚も含まれますが、基本的にこれらの魚を好んで狙う方はいません。

よって、例え釣りやすくとも、これらは釣りやすい魚ランキングの対象外とします。

また、魚種によっては1匹釣れれば上等という魚もいれば、二桁釣って何とか釣れたと思えるような魚もいます。

ただ、本ランキング紹介の目的は、入門者さんや初心者さんに、まずは魚を釣ってもらうための紹介です。

どちらかといえば、たくさん釣れる魚が釣りやすい魚という視点の紹介になるので、その点はあらかじめご認識ください。

それでは、都市部を含めた一般的な堤防釣りで釣れる魚のうち、釣りやすい魚ランキングで扱う対象魚を30種に絞り以下の表に示します。

分類 エントリーNo. 魚の名前
小型の青魚 1 アジ
2 サバ
3 イワシ
4 サヨリ

ロックフィッシュ

(根魚)

5 カサゴ(ガシラ)
6 メバル
7 アイナメ
8 キジハタ(アコウ)
9 ソイ
底物 10 カレイ
11 キス
12 マゴチ
13 ヒラメ
上物 14 クロダイ(チヌ)
15 グレ
16 マダイ
17 アイゴ

フィッシュイーター

大型の青物

18 太刀魚
19 ハマチ(ブリ)
20 サゴシ(サワラ)
21 シオ(カンパチの幼魚)
軟体系 22 アオリイカ
23 タコ
24 コウイカ
その他 25 スズキ(シーバス)
26 カワハギ
27 アナゴ
28 カマス
29 イシモチ
30 ウミタナゴ

 

堤防釣りで釣りやすい魚

さて、前置きが長くなりましたが、それでは堤防釣りで釣りやすい魚ランキングTOP5を紹介します。

偶然にも上記分類のうち、【小型の青魚】、【ロックフィッシュ】、【底物】、【上物】、【その他】から1魚種ずつランクインしました。

初心者でも簡単に釣れる魚が含まれているので、お勧めの釣り方も含めて紹介します。

 

第5位 意外にも上物からランクイン【グレ】

堤防釣りでも普通に釣れるグレ

堤防釣りでも普通に釣れるグレ

グレ(メジナ)といえば、冬の磯釣りの対象魚として人気の魚で、どちらかといえば玄人向きのターゲットです。

大物を釣ろうと思えば水質の良い地方の磯や、船で渡してもらう沖磯など、釣り場が問われるターゲットで非常にコストの掛かる釣りです。

しかしながら、実は身近な波止にもグレはそれなりに大きな群れで棲息しており、サビキ釣りなどの外道として釣れることも珍しくありません。

ただし、サイズは木っ端グレと呼ばれる20cm程度までが多く、良型が釣れても30cmそこそこというのが堤防釣りでのグレです。

上物としてしてチヌを挙げるか、グレを挙げるか迷いましたが、群れでいるグレはチヌよりも爆釣する機会が多く釣りやすいので、こちらをランクインさせました。

何時でも何処でもという訳にはいきませんが、グレは潮通しの良い釣り場であれば、梅雨の頃から初冬にかけて比較的簡単に釣りあげることができるターゲットです。

なお、お勧めの釣法として、外道としてではなく本格的に狙うのであれば、グレはやはりフカセ釣りが第一選択肢となります。

ただし、夏場のエサ取りが多い時期には、ヌカダンゴを使ったヌカ切りなどの方が釣果は出しやすいでしょう。

磯釣りと違って汎用のタックルでもOKで、小さくてもパワフルな引きを楽しませてくれる魚なので、グレ釣りをしたことがない方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。

 

第4位 美しい魚体に惹かれる釣り人多し【キス】

パールピンクの美しい魚体を持つキス

パールピンクの美しい魚体を持つキス

光沢のある美しい魚体を持つキスは、非常に人気の高い魚です。

砂浜(サーフ)がメインフィールドとなりますが、砂地ベースの堤防や護岸であれば、普通に釣りやすい魚です。

むしろ時期によっては、砂浜よりも水深のある波止の方がチョイ投げなどでも手軽に釣れるという面もあります。

キスはサイズは小さくとも、プルプルっと竿先に伝わる小気味の良いアタリが気持ち良く、単純に面白い釣りが楽しめるという点もあります。

それなりに数釣ろうと思えば、その釣り場を良く知り群れを掴む必要がありますが、ポツリポツリであれば初心者さんでも十分釣ることができる魚です。

基本的にキスは投げ釣りで遠近投げ分けたり、仕掛けを動かしたりしながら釣るのが良いですが、汎用のルアーロッドを使ってのチョイ投げでも十分楽しめます。

エサは石ゴカイの準備だけでも十分なので、コストの優しい釣りというメリットもあります。

身近な釣り場で、潮通しの良い砂地ベースの波止があれば、初夏の頃にライトタックルを持って、手軽にキス釣りに出掛けてみると良いでしょう。

 

第3位 エサ取り名人も専用に狙えば爆釣も可能な【カワハギ】

本命として狙うのも面白い【カワハギ】

本命として狙うのも面白い【カワハギ】

晩秋から初冬にかけて本命として狙われることが多い魚に、カワハギがいます。

船釣りの人気ターゲットであるカワハギは、堤防釣りでは多くの場合、単なるエサ取りとして釣れてもリリースされます。

これは、堤防に付くカワハギはサイズが小さいためで、普段はサビキ釣りなどの外道として釣れる程度です。

しかしながら、カワハギは秋口を迎える頃からサイズアップし、非常に美味な肝も大きく膨むと、待ってましたとばかりに一部の釣り人はカワハギを本命として狙い始めます。

カワハギはある程度水質が良く、砂地と岩礁が混在するようなポイントであれば、どこにでも大きな群れで存在するので、専用に狙えば決して釣り難しい魚ではありません。

サイズが多きくなればなるほど、釣り針も掛かりやすくなるので、少なくとも10cmを超えるサイズが標準となれば、非常に釣りやすい魚となり爆釣も期待出来ます。

おすすめの釣り方は胴突き仕掛けを使った際釣りや、チョイ投げがベースとなりますが、どちらかといえば前者の方が手返しが早いので数釣りが可能です。

餌付けとポイント投入の繰り返しが非常に多くなる釣りですが、合わせて掛けるという醍醐味を最も経験できるターゲットだと言えるでしょう。

カワハギ釣りは非常に低コストでたくさんのお土産が稼げるターゲットなので、普段はエサ取りに苦しめられていると思いますが、一度専用に狙ってみてはいかがでしょうか。

 

第2位 年中釣れるボウズ逃れに最強の魚【カサゴ】

ボウズ逃れに最強の【カサゴ】

ボウズ逃れに最強の【カサゴ】

海釣りをしていても、当然何の反応もなく、無意味に時間だけが過ぎていくというのも決して珍しいことではありません。

釣りをしていてボウズを食らうというのは、誰しもが数多く経験することお約束の一つです。

潮が悪い、天気が悪い、水温が高い、海が荒れている・・・毎度毎度良い環境で釣りができるわけではないので、釣れない時があるというのも然るべきことです。

ただ、そんな時でも狙えば非常に高確率で釣れる魚の代表とも言える存在がカサゴ(ガシラ)です。

カサゴはシーズンを問わないので一年を通して釣りやすく、岩礁帯や根の付近に棲息していることで環境的な要因にも強く、警戒心は薄くエサに対して非常に貪欲という、まさに釣りやすい魚の代表格です。

専用に狙えば数釣りも可能で、メインの釣りでアタリがない時間帯に、ちょっと浮気してお土産を釣っておくというような楽しみ方もできる魚です。

釣りを始めたけれど、まだ釣果らしい釣果に恵まれていないという方は、このボウズ逃れに最適なカサゴ釣りを試してみると良いでしょう。

足元で釣れる波止であれば際釣り、テトラポッド帯などであれば穴釣りを試してみるのがお勧めです。

カサゴは大抵どのようなエサにでも反応するので、ついでにカサゴ釣りもという場合は、カサゴ用に専用のエサを用意する必要はなく、その時使っているものを使えばよいでしょう。

 

第1位 人気も釣りやすさもNo.1の【アジ】

堤防釣りで人気No.1のアジ

堤防釣りで人気No.1のアジ

堤防釣りの釣りやすい魚ランキングで見事に1位に輝いたのは、波止釣り人気ランキングでも堂々の1位を獲得しているアジです。

食卓にも上がることが多いアジは、堤防釣りにおいて最も爆釣が期待できる魚で、シーズン中で大きな群れが接岸している釣り場であれば、3桁の釣果を出すのも難しくありません。

アジが釣れる釣り場にはファミリーを含めた多くの釣り客が集まり、シーズン中には人が入る隙間もないくらい堤防が混雑するケースも珍しくありません。

もちろん、アジにも数が釣りやすいシーズンというのがあって、梅雨時期から秋口にかけての豆アジや比較的サイズの小さいアジがメインターゲットとなる時期がそれにあたります。

逆にシーズン外や夜釣りでは、30cmを超えるような尺アジが狙えるようにもなりますが、こちらは難易度はかなり高く、初心者向けとは言えない釣りに一変します。

ちなみに、アジに加えてイワシとサバも同時期に爆釣できる釣り場が多いのですが、これら小型の青魚をランキングに含めると1位~3位を独占してしまうので、今回はアジだけを取り上げています。

アジが釣りやすい釣り方は、アジ釣りをしている人の9割以上が楽しんでいるサビキ釣り(投げサビキを含む)です。

あまり釣れすぎると作業感が強くなりますが、シーズン中に群れが接岸している釣り場でのアジは、老若男女や経験問わず簡単に釣れるので、これから釣りを始める方はアジ釣りから始めるのも良いでしょう。

また、サビキ釣りはファミリーフィッシングの代表で、見よう見まねで楽しんでいる家族も多いので、普段あまり釣りをしない方が家族で楽しむのあれば、同じようにサビキ釣りをすると良いでしょう。

 

堤防釣りの釣りやすい魚の『釣りやすい時期』

上記では波止釣りでの釣りやすい魚種を紹介しましたが、その中でカサゴ以外は時期を外すと釣れないこともあります。

それぞれ、良く釣れる釣り場のポイント、釣れる時期、釣れる時間帯というものがあるので、そのあたりはある程度事前に基本知識として確認しておくのが良いでしょう。

当サイトでは、現時点でグレを除く4魚種について詳しく紹介しているので、ご興味のある方は以下の記事をご参考にどうぞ!

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以上で堤防釣りで釣りやすい魚ランキングの紹介を終わります。

当サイトでは、海釣りの対象魚について様々な視点から紹介しています。

堤防釣りの対象魚について

 

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