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【投げサビキ釣り】ウキサビキ仕掛けと釣り方のコツ

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例年、初夏からの晩秋頃まで、防波堤に賑わいを与えてくれるアジ・サバ・イワシの青魚ですが、釣り人の大半は【サビキ釣り】と呼ばれる擬餌針を使った釣り方を用いて釣りを楽しみます。

サビキ釣りはファミリーフィッシングの代名詞とも言える釣り方で、海釣りの入門者や初心者、大人や子供を問わず、簡単に釣果が得られる魅力がある大人気の釣り方です。

そんなサビキ釣りの一種で、仕掛けの中にウキをセットする【投げサビキ釣り】と呼ばれる方法があります。

物理的に通常のサビキ釣りが出来ない釣り場や、魚が波止際に回遊していない場合に沖目を狙うことができる投げサビキは、シーズンを問わずアジが狙える釣り方でもあり、サビキ釣りに比べて数多くのメリットを持つ釣り方です。

ここでは、投げサビキ釣りに必要な釣り道具、仕掛けの作り方、使うエサや釣り方のコツなどについて、詳しく紹介します。

 

【投げサビキ釣り】
釣り道具やエサ、仕掛けの作り方から釣り方のコツまで

冒頭で投げサビキ釣りはサビキ釣りの一種と紹介しましたが、一般的なサビキ釣りと同じように、特別な知識やテクニックは必要なく、高価な釣り道具や特殊なエサも必要ありません。

仕掛けのキャスティング(投げること)さえ出来れば、初心者さんでも問題なく使いこなせる釣り方です。

むしろ、ウキサビキ仕掛けを使った釣り方次第では、お子さん向きとさえ言える釣り方です。

そのあたりの事は後ほど詳しく紹介しますが、本記事をご覧になっている方の中には、これから海釣りを始めようとしている方も多いと思います。

まずは『投げサビキ釣りとは』を含めた、投げサビキの基本知識を紹介した後、道具や仕掛け、釣り方のコツを紹介していきましょう。

なお、サビキ釣りについてもご存知ない方は、まずは以下の記事をご覧頂く方が、知識も増えて理解しやすいので、是非ともご検討下さい。

サビキの知識
サビキ釣りのコツ
【サビキ釣り】仕掛けとエサ、釣り方のコツ

防波堤で行う海釣りにおいて、アジ、サバ、イワシなどの青魚を狙うサビキ釣りは、入門者や初心者でも手軽に釣果が得られる釣り方ということで大人気です。ここでは、サビキ釣りの仕掛け、道具、エサ、そして釣り方のコツまで、詳しく紹介します。

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投げサビキ釣りとは

沖目にいる魚が狙える投げサビキ釣り

沖目にいる魚が狙える投げサビキ釣り

投げサビキ釣りは、単に『投げサビキ』と呼ばれることが多いですが、その他にも『飛ばしサビキ』、『ウキサビキ』、『遠投サビキ』などとも呼ばれます(厳密に言うと、遠投サビキは、ここで紹介する投げサビキとは、少し性質が異なります)。

サビキと呼ばれる釣り針に疑似餌を付けた胴突き仕掛けの上にサビキウキをセットし、魚のアタリを目で見て捉えるという特徴があります。

通常のサビキ釣りと同じように、主にアミエビを撒き餌としながら、擬餌針でアジ、サバ、イワシなどの青魚を中心に狙う釣り方ですが、大きく異なる点は、波止際(足下)から出すロッドの長さがサビキ釣りの範囲であるのに対して、仕掛けを投げることが可能なところまでが投げサビキ釣りを行える範囲となります。

すなわち、波止際に魚がいなくても、沖目を含めたより広範囲を探ることができるというのが、投げサビキの最大の特長です。

その他にも投げサビキは、サビキ釣りに比べて多くのメリットを持つ釣り方ですが、その点については次章で紹介しましょう。

 

投げサビキ(飛ばしサビキ)のメリットとデメリット

まずは、サビキ釣りを比較対象とした、投げサビキのメリットから紹介していきましょう。

投げサビキのメリット

  • 釣り場を問わずに出来る
  • 狙える範囲が広い
  • アタリが視覚的に伝わる
  • 身体に掛かる負担が小さい
  • 子供でも釣りやすい
  • シーズンを問わない

簡単な説明を加えておきます。

【釣り場を問わない】

通常のサビキ釣りは、波止際の足元で行う釣り方ですので、どうしても釣り場の状況によっては出来ない場所があります。
具体的には以下のような場所では、サビキ釣りは行えません。

通常のサビキ釣りが出来ない釣り場

通常のサビキ釣りが出来ない釣り場

左は目の前の水深がほとんどない釣り場、中央はテトラポッド帯の釣り場、右は波止際に石畳が組まれている釣り場です。
テトラポッド帯はテトラの組み方によって、すぐ前が深くなっている釣り場もありますが、深く沈めるとテトラに根掛かりするので、表層でしかサビキが出来ません。
こういった場所でも、沖目の十分水深のある場所までキャスティングする投げサビキなら、問題なくサビキ釣りが出来ます。

【獲物を狙える範囲が広い】

波止際の足元へ落とすサビキ釣りと違い、投げサビキでは足元から沖目まで、仕掛けを投げることが出来る範囲が魚を狙える範囲になります。
また、ウキ仕掛けは潮の流れに乗って移動するので、マキエのアミエビと仕掛けが同調しやすいという効果もあります。
サビキ釣りで釣る魚は、必ずしも波止際を回遊する訳ではないので、広範囲で釣りができるという点は非常に大きなメリットです。
特に日中やシーズンはずれのアジなどは、沖目の深場にいることが多いので、投げサビキでこそ釣果に繋がることがあります。
さらに加えると、沖目にいる魚は波止際に回遊する魚よりも、ワンサイズ大き目のものが多いのも特徴の一つです。

【アタリが目で見て分かる】

仕掛けにウキを付けるという事は、魚のアタリを目で見て判断できるということです。
『ボッコボコ』と沈むウキを見て、合わせて魚を取り込む操作は、非常に面白い釣りが楽しめます。

【身体への負担が小さい】

サビキ釣りでは仕掛けを上下にシャクルという操作が伴い、基本的に竿は手持ちで、仕掛けとアタリの負荷が腕に掛かり続けます。
対して投げサビキでは、シャクル操作をほとんど必要とせず、仕掛けやアタリの負荷もウキが受け止めてくれます。
置き竿していてもアタリが分かるので、身体に負担を掛けることなく釣りが出来ます。

【子供でもやりやすい】

前述の身体への負担がないので、腕に掛かる負荷はロッドの重さだけで済み、子供でもできる釣りです。
ロッドと手の感触ではなく、ウキの反応でアタリが分かるというのも、子供にも分かりやすくて良いでしょう。

【シーズンを問わない】

これは次章で記載するターゲットに関わることですが、初夏から晩秋までが限定のサビキ釣りに対し、投げサビキはシーズンを問わずにアジを狙える釣りです。
さすがに1月半ばから3月前半までの厳冬期(海水温度ベース)では釣果もほとんど期待できませんが、1年を通して楽しめる釣り方だといえます。

 

次に、投げサビキをする時のデメリットも知っておきましょう。

投げサビキのデメリット

  • 仕掛けのコストが上がる
  • 仕掛けが絡みやすい
  • 棚が固定となる
  • 手返しが遅くなる

ほとんど説明の要らない内容ですが、一言ずつ加えておきます。

【仕掛けのコストが上がる】

単純にサビキ釣りに比べて、仕掛けにサビキウキやシモリ、カラマン棒、ウキ止めなどが加わりますので、数百円のコストが上がります。
ただし、ウキ止め以外は初回購入以降は無くしたり破損させない限り使いまわしができるので、コストアップと言っても、たかが知れたものです。

【仕掛けが絡みやすくなる】

サビキそのものは幹糸(モトス)からたくさんの枝針が出た胴突き仕掛けなので、1本釣りと比べるとどうしても絡みやすいという欠点があります。
投げサビキではキャスティングにある程度慣れないと、どうしても着水時に絡みやすくなります。

【棚が固定となる】

これは投げサビキの大きな特徴の一つですが、ウキを付けるので棚(水深)が固定になります。
魚のいる棚に上手く合わせてやらないと、全く何も釣れないということもあり得ます。
単純に上下に操作するだけのサビキ釣りに比べると、その都度ウキ下を変える必要のある投げサビキは、棚を探るのが面倒な作業になります。

【手返しが遅くなる】

魚の活性が高く、波止際でも魚の食いが旺盛なときに、ウキサビキにしているとどうしても手返しが遅くなります。
そんな時は、思い切ってウキを外して通常のサビキ釣りをした方が釣果が上がります。
シーズン中は、ワンタッチでウキを取り外し出来るウキスイベルという釣具もあるので、これを初めからセットしておいても良いでしょう。

 

投げサビキ釣りの対象魚(ターゲット)はアジ

投げサビキのメインターゲットはアジ

投げサビキのメインターゲットはアジ

投げサビキでは、サビキ釣りと同じようにアジ、サバ、イワシの青魚御三家が釣り物となります。

その中でも特に釣り人に人気のあるアジが、投げサビキのメインターゲットだと言えます。

上記の写真は3月初旬のまだ海水温度を考えると厳寒期とも言える時期に、遠投の投げサビキで沖目の深場からアジを釣ったものです。

アジ、サバ、イワシの中で周年釣れるのはアジだけですが、さすがのアジもシーズンを外せば海水温が低い波止際の浅場まで寄ってくることはありません。

沖目を狙える投げサビキならではの釣果であり、一年を通してこの釣りを行う人も少なくはありません。

もちろんシーズン中ともなれば、青魚以外にも、外道としてサッパやコノシロ、サヨリなど青魚と同じように群れをなす魚や、タイの幼魚(チャリコ)やベラ、アイゴの幼魚(バリコ)、時にはグレやチヌなどの上物も釣れます。

 

投げサビキ釣りのシーズン(時期)と釣れる時間帯

前述のように、投げサビキ釣りは周年楽しめる釣りですが、もちろんシーズン(釣りに適した時期)はあります。

これは通常のサビキ釣りと同じように、青魚が湾内まで回遊する時期がベストです。

具体的には初夏から晩秋がメインシーズンだと言え、この時期は基本的には湾内の浅場でも、水温が十分に高くなる時期です。

投げサビキ釣りは擬餌針を使った釣りですから、ターゲットの活性が十分高い時期が良いというのは言うまでもありません。

サビキ釣りのベストシーズンが、湾内に大きな群れが入りやすい7月~10月頃というのに対し、投げサビキでは少し沖目を狙えるので、6月半ば~11月半ば頃と、少し期間が長くなると思ってもらえば結構です。

シーズン序盤は、5cmほどの豆アジ、中盤は10cm~15cmに成長、終盤は20cmクラスも狙えますが、サイズアップとともに釣れる数そのものは少なくなる傾向があります。

そして、シーズン外の投げサビキでは、30cmクラスの大物も顔を出すことがありますが、これにはアジの釣り場への居着きという釣り場の条件も必要になります。

そのあたりの事は、次に記載する『釣れる時間帯』の最後に紹介記事を付けておきますので、気になる方は是非ともご一読下さい。

 

そして、投げサビキ釣りでよく釣れる時間帯ですが、これはやはり朝夕のマズメ時になります。

特にシーズン真っ最中の朝マズメ、夕マズメは確実に獲物をゲットできる時間ですが、この時は波止際まで回遊するケースがほとんどなので、単純にサビキ釣りをした方が釣果は上がりやすいでしょう。

どちらかというと、波止際では釣れない時間帯にでも力を発揮することが多いのが、投げサビキのメリットとも言えます。

先に記載したように、サビキ釣りのメインターゲットとなるアジについて、釣れる時期・時間・場所について詳しく紹介した記事を作成してありますので、宜しければご覧下さい。

アジの知識
アジは回遊性の魚
【アジ】釣れる時期と時間、釣れる場所

海釣りを行う釣り人にとって、一番人気のターゲットはなんと言っても【アジ】でしょう。 アジ釣りのシーズンは初夏~晩秋ですが、この時期になると、足場の良い釣り場である堤防や海釣り公園は、サビキ釣りでアジを狙う釣り客で大賑わいです。   ...

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投げサビキ釣りのタックル(釣り道具)と仕掛けの作り方

ウキサビキを使った仕掛けには、ケースに応じていくつかの種類がありますが、ここでは最も一般的な2種類のウキサビキ仕掛けについて紹介します。

投げサビキ仕掛け(ウキサビキ仕掛け)

投げサビキ仕掛け(ウキサビキ仕掛け)

サビキ釣りなら、ロッド、糸付きリール、サビキの完成仕掛け、カゴ(サビキカゴかコマセカゴ)とオモリだけでOKです。

投げサビキの場合は、これにウキ仕掛けとするのに必要な、サビキウキ、シモリ、カラマン棒、ウキ止めが必要となります。

それでは、タックルの性能や特徴をもう少し詳しく纏めておきましょう。

 

釣竿(ロッド)は磯竿の遠投モデルがおすすめ

キャスティング時に大きな負荷が掛かるので、ロッドは3号の磯竿で遠投モデル、長さ4.5mのものが使いやすいでしょう。

投げ竿や硬めのルアーロッドでもある程度の長さがあれば使用できますが、短ければ短いほど、竿先から長く垂れたサビキ仕掛けをキャスティングするのが難しくなります。

安価なロッドでも良いので、ある程度強度の高いロッドを使用する方が、ロッドを破損させる可能性を軽減できます。

 

リールは中型のスピニングリールを使用

キャスティングを行うので、2500番か3000番のスピニングリールを使うのがお勧めです。

ナイロン製で3号か4号の道糸を巻いておきます。

高価なリールは必要ありませんが、ロッドに見合ったある程度サイズのあるリールを使った方が、パワー負けしないで済みます。

ココがポイント

サビキ釣りに比べると、投げサビキでは強度とパワーが必要になります。
あまり安価なロッドを使用すると破損のリスクが大きくなるので、出来ればエントリーモデルの使用をお勧めします。

 

サビキ仕掛けとその作り方

図で紹介しているように、サビキ仕掛けには関西でよく使われる『下カゴ式』と、関東でよく使われる『上カゴ式』があります。

投げサビキ釣りでは、潮の流れに乗せて上から撒き餌される上カゴ式が有利と言えますが、シーズン中や魚影が十分に濃い釣り場であれば、言われている程の差はありません。

むしろ、扱い易さではよりシンプルな仕掛けである下カゴ式の方が一歩リードします。

2ヒロ~3ヒロ程度までの棚なら下カゴ式でも十分な釣果が得られますので、初心者の方は下カゴ式を使う方が良いでしょう。

 

仕掛けの概要をもう少し詳しく記載しておきます。

大きな違いは、カゴの種類・位置と、もう一点、下カゴ式にはサビキカゴの底にオモリが内蔵されていますが、上カゴ式では仕掛けの底にオモリが必要となる点です。

サビキカゴは大きさが中程度で底オモリ8号~10号程度、コマセカゴを使う場合の底オモリはナス型の6号~8号程度を使います。

これに見合ったサビキウキは、オモリ負荷が10号のものになり、ウキの大きさや形状については特に拘る必要はありません。

使うサビキについては、ターゲットの大きさによって変わりますが、小型のアジ、イワシ、サバがメインなら針が6号、モトスが2号か3号、エダスが1号か1.5号程度のサビキがおすすめです。

キャスティング時に幹糸(モトス)に大きな負荷が掛かりますので、投げミスで仕掛けが吹っ飛んでしまわないように、初心者の方にはモトスが太め(3号)のサビキがお勧めです。

サビキの疑似餌のタイプは、ハゲ皮やサバ皮など魚皮を使ったものと、ゴム製のスキンタイプがあり、基本的に魚皮は、シラスに見立てたもの、スキンはエビに見立てたものになっています。

写真では左から順に、【サバ皮】、【スキンベイト(グリーン)】、【ハゲ皮】、【スキンベイト(ピンク)】、【オーロラ皮】となっています。

その日によって、ヒットしやすいサビキの種類は変わるので、サビキ仕掛けは必ず複数種類を準備しておいた方が良いでしょう。

スキンのピンクと、ハゲ皮のサビキは、安定感があるので是非とも用意しておきましょう。

 

その他、小物としてウキ止めやカラマン棒、シモリがありますが、これらは製品に適合道糸の太さが記載されているので、リールに巻いた道糸の太さに合わせたものを用意しましょう。

なお、ウキサビキ仕掛けの作り方は、上側(ウキ止め)から順に通していき、サビキをパッケージから取り出し、スナップ付サルカンに道糸を結ぶ操作と、スナップにカゴやオモリを掛ける操作だけなので、特に難しいことはありません。

サルカンの結び方は、最も簡単なクリンチノットやユニノットで結べば良いでしょう。

まだこれから釣りを始める方で、クリンチノットをご存知ない方は、今後使う機会が多く、必ず役に立つ結び方なので、この機会に覚えておきましょう。

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投げサビキ釣りの方法(釣り場、エサ、コツ)

それでは次に、具体的に投げサビキ釣りを行う時に、どのような釣り場所を選び、どのように操作すれば釣れるのかについて紹介します。

 

投げサビキ釣りの釣り場所(ポイント)

投げサビキに適した釣り場

投げサビキに適した釣り場

投げサビキ釣りを行う場所は、一般的な防波堤のある釣り場で、ある程度の水深があれば、何処でも釣り可能です。

もちろん、桟橋や護岸にある有料の海釣り公園や、筏やカセなどでも行うことが出来ます。

足元で釣りが出来ない場所では行えないサビキ釣りに比べると、投げサビキは釣り場は問わないと言えるでしょう。

サビキ釣りが出来る釣り場は、大人も子供も含めて多くの釣り人が集まる傾向があるので、仕掛けを投げる時に周囲に十分気を払える釣り座を選びましょう。

 

波止際でウキサビキとして行ってもOK

波止際でウキサビキとして行ってもOK

投げサビキだからと言って、必ず仕掛けを投げる必要はありません。

堤防近辺をアジ、サバ、イワシなどの青魚が回遊しているようなら、そのまま仕掛けを波止際へ落とせばOKです。

シーズン中になれば、青魚は湾内をグルグルと回遊して積極的にエサを捕食しますので、釣り場の中でポイントに拘る必要は少なくなります。

そうは言っても、どの釣り場でも必ず釣果が得られやすいポイントというものがあり、それは概ね防波堤や護岸沿いの中でも、潮通しの良い場所になります。

大抵の釣り場では、堤防の先端付近や沖向き(外向き)、あるいは波止のコーナーとなっている場所と考えておけば良いでしょう。

投げサビキは、沖にいるワンサイズ大きなアジを狙える方法ですので、お子さん連れでなければ、漁港港内で釣りをするよりも、沖向きの堤防を釣り座に選ぶことをお勧めします。

なお、この釣りは夜釣りでも行えますが、仕掛けが複雑なぶんトラブルのリスクも高いので、初心者さんは止めておいた方が無難です。

もしどうしても夜釣りで行いたい場合は、常夜灯がある場所の近くがベイト(魚のエサとなる虫や小魚など)が集まる一級ポイントなので、近投での投げサビキを行いましょう。

その他、集魚灯を使うという方法もありますが、ここまでする必要がある釣りでもないので、夕方のマズメ時までの釣りとして考えておきましょう。

 

サビキ釣りで使うエサはアミエビ

投げサビキ釣りで使うエサは、通常のサビキ釣りと同じ【アミエビ】です。

投げサビキは擬餌針の仕掛けなので、基本的には十分なマキエを撒いて魚を集め、撒きエサと疑似エサを同調させて釣ります。

 

投げサビキ(飛ばしサビキ)のエサ【アミエビ】

投げサビキ(飛ばしサビキ)のエサ【アミエビ】

アミエビは冷凍ブロックと解凍済みパッケージが販売されていますが、冷凍ブロックの方が割安なので、急いで使用する必要がなければ冷凍ブロックを購入して使いましょう。

16kgが一枚のブロックとなっており、これがカットされた1kg(16切り)や2kg(8切り)で売られており、大体1kgで300円~500円程度です。

釣りエサ店によっては、店による時間を伝えて予約しておけば、ある程度解凍しておいてくれるお店もあります。

 

なお、最近は常温保存が可能な、以下のようなアミエビも販売されています。

マルキュー(MARUKYU) アミ姫 600g

常温保存のアミエビと言えば、エビの形状が潰れてグチャグチャになったものが多かったのですが、このマルキューのアミ姫は、エビの形状も保てておりキッチリと沈んでいくので、マキエとしてしっかりと効果を発揮します。

インターネットでの購入も可能で、常備しておくことで釣行当日にアミエビを用意する必要がなく、サビキ釣りをしようと思った時にいつでも取り出して使えるというのは、大きなメリットです。

余ったエサは次の機会に使えるというメリットもあり、エサの購入が面倒な地域では、非常に有用な製品です。

 

投げサビキ釣り(飛ばしサビキ)の釣り方のコツ

投げサビキ釣りの釣り竿や仕掛けの操作方法は至って簡単で、上カゴ式と下カゴ式で特に違いもありません。

投げサビキの釣り方

  1.  ウキ下(棚)を合わせる
  2.  撒きエサをセットする
  3.  仕掛けを投げる
  4.  仕掛けを流しアタリを待つ
  5.  魚を取り込む
  6. 断続的に仕掛け投入する

各ステップごとに簡単に説明を加えておきます。

 

step
1
ウキ下(棚)を合わせる

投げサビキでは、ウキ下の深さは固定になるので、始めに沈める棚を調整する必要があり、イワシは表層、サバは表層から中層、アジを狙うなら中層から底付近に設定します。
具体的には、サビキ仕掛けの長さですでに1.5mほどの水深が取られているので、その点を考慮してイワシはサビキからウキを50cmほど、サバなら1mほど、アジの場合は2mほど上げておきます。
もちろん、釣り場の深さや時期にもよりますが、これでアタリがないようなら少しづつ深くしていきましょう。
なお、浅い釣り場の場合は、層を意識する必要もなく、1ヒロ~2ヒロ(1.5m~3m)の棚で、ごちゃ混ぜで釣れることが多いです。

 

step
2
撒きエサをセットする

仕掛けの準備が終わったら、サビキカゴ(コマセカゴ)にアミエビを詰めます。
スプーンやアミエビを詰める釣具もありますので、これを使ってカゴの8分程度までアミエビを詰めましょう。
下カゴ式の場合は、以下のような【吸い込みバケツ】といって、カゴに手を振れることなく、簡単迅速にカゴ詰めできる釣具(便利グッズ)があります。

第一精工 吸イ込ミバケツ中フタ付

step
3
仕掛けを投げる

穂先から20cm~30cmのところまでサビキウキが来るように、リールで道糸を巻き取ります。
後方に十分注意しながら、オーバーハンドスローで仕掛けをキャストし、ウキが立てば垂れて余った道糸は巻き取っておきます。

 

step
4
仕掛けを流しアタリを待つ

潮の流れに沿ってウキを流しながら、アタリを待ちます。
条件がピッタリ合えば、すぐにアタリが出る場合もありますが、基本的には周囲に魚がいても、魚が寄って釣れ始めるまでに数投必要な場合がほとんどです。
なお、潮の流れが強い場合は、アミエビは勝手に放出されてマキエされますが、潮が止まっている場合はカゴにエサが残ってくる場合があります。
そのような時は、竿先を大きく持ち上げてシャクリを入れ、アミエビをカゴから出してやりましょう。

 

step
5
魚を取り込む

魚のアタリは明確で、サビキウキが『ボッコボコ』と沈むのが分かるので、軽く竿先を上げて擬餌針に掛けます。
アジやイワシは口切れを起こしやすいので、勢いよく合わせてはいけません。
魚が針に掛かると暴れるので、これで残りの擬餌針が踊り、その動きにつられて他の魚も食いつくケースが増えます。
すぐに仕掛けを上げてしまうのではなく、少し待って複数匹のヒットを狙うのが釣果を伸ばすコツです。

 

step
6
断続的に投入し魚を居着かせる

投げサビキで獲物を数釣るコツは、とにかく同じポイントに仕掛けを投入し、魚を散らさずに釣れている時に手返しよく釣ることです。
魚を釣った後は、すぐにエサのカゴ詰めし、狙ったポイント付近に仕掛けを投げ集めて、次のアタリを待ちましょう。
うまくすれば、仕掛けが落ちていく途中であっても、どんどんと魚がヒットしてきます。
シーズン中で活性が高い時は、棚が上ずってくる傾向がありますが、これも合わせて覚えておくと良いでしょう。

 

投げサビキ向きのロッドとリール、仕掛けの紹介

最後に投げサビキ釣りで使う釣り道具のロッドやリール、サビキ仕掛けについて記載します。

これから海釣りを始める初心者さんにも、釣りが始めやすいような釣具を中心に紹介したいと思います。

 

投げサビキ釣りにおすすめの釣り竿

投げサビキ釣りには、高価なロッドは必要ありませんが、それなりの強度がある製品が必要です。

ここでは、投げサビキ釣りに特化した製品ではなく、他の釣り方を含めて様々な使い途のある製品をおすすめしたいと思います。

リバティクラブ磯風のこのタイプは、堤防釣りにおける万能ロッドの1つで、初心者さんからベテランさんまで多くの釣り人に使われている人気製品です。

オモリ負荷10号以上のキャスティングを行う釣りでは遠投モデルが使いやすく、本製品はエントリーモデルでありながら自重230gの持ち軽さと、適合ハリス8号までの強度を合わせ持つ、94%カーボンロッドです。

これから海釣りを始める方で、信頼の一流メーカーのロッドの中から最初の1本をお探しの方にも、強くお勧めできるコスパ最強のロッドです。

その他の【DAIWA リバティクラブ磯風】のシリーズもご参考にどうぞ

 リバティクラブ磯風の各モデル

 

DAIWAの磯竿エントリーモデルがリバティクラブ磯風なら、SHIMANOの磯竿エントリーモデルはホリデー磯で、コチラもメガヒットシリーズの製品です。

コチラも高含有率を誇るカーボンロッドで、上記より更に軽い自重205gとなっており、軽さと操作性を兼ねた万能竿です。

オモリ負荷8号、適合ハリスは7号までの性能となっていますが、使用感はリバティクラブとほとんど変わりません。

上記の2本はいずれも頑健性も高く、非常に使い勝手の良いロッドなので、長く愛用できる製品となってくれること間違いなしです。

釣りメーカーの2大巨頭が送り出す、甲乙付けがたいコストパフォーマンスの高いロッドなので、自分の好みのブランドで選択するというのも一つの方法だと思います。

その他の【SHIMANO ホリデー磯】のシリーズもご参考にどうぞ

 ホリデー磯の各モデル

 

投げサビキ釣りにお勧めのリール

投げサビキ釣りでは、ロッドと同じようにリールについても高価な製品は必要ありません。

初心者にも優しい人気の安価なスピニングリールと、投げサビキ釣り以外でも長く愛用できるエントリーモデルのお勧め製品を、各1点づつ紹介します。

シマノのアリビオは、入門者向けのスピニングリールとしては大人気の製品で、発売から7年以上が経過した現在でも、前人未到のロングヒットを続けています。

ギア比5.2、最大ドラグ力(kg):3.0はある程度の大物釣りにも対応でき、ローラーベアリングだけでなく、ボールベアリングが1つ組み込まれ、AR-Cスプールも搭載されています。

特にパフォーマンスに優れた点はありませんが、3号150mのライン付きで3,500円程度と、何よりも圧倒的なコストメリットが最大のポイントです。

糸付きなのでラインを別途購入して巻く必要もなく、そのまますぐに釣りを始められるというのは、やはり初心者さんにとっては嬉しい仕様だと言えるでしょう。

 

ダイワの15レブロスは、上記のモデルだけでなく、いずれのリールサイズにおいても、コスパ最強とも言える超人気のスピニングリールです。

様々な釣りに使えるエントリーモデルの万能リールで、製品選びに迷ったら15レブロスを購入すれば、まず後悔することはありません。

ここでは、投げサビキ釣りに向いたギア比4.8(最大巻上長72cm)、最大ドラグ力4.0kgの2500番を紹介しましたが、カゴ釣りなど更に負荷の強い釣りでの兼用も考えているなら、最大ドラグ力6.0kgの3000番を選択するのも良いでしょう。

本製品はエントリーモデルでも、基本的なダイワテクノロジーが組み込まれた製品となっていますので、長く愛用できることは言うまでもありません。

 

おすすめのサビキ仕掛け

投げサビキで使うサビキについては、仕掛けの全長が短めで擬餌針の数を減らしたものが販売されています。

初心者さんに対して、使い易さというものを重視すれば、そのような製品が出てくるのも頷けますが、仕掛け範囲と疑似餌の数が減るというのは、やはり釣果に影響を及ぼすのは否めません。

管理人としては、いずれを紹介する方が良いのか迷うところですが、2つのパターンに分けて紹介しようと思います。

まず、これから釣りを始める入門者さんや、まだ始めたばかりで十分なタックルを所有していない初心者さんには、以下のような仕掛けをお勧めします。

まずは、下カゴ式の完成仕掛けで、サビキ仕掛けでは群を抜く商品数を持つHayabusaの製品になります。

上記は、サビキ単体ではなく、ウキサビキに必要なサビキウキやカゴ、小物などがすべてセットになっている完成仕掛けです。

各々の釣具を別々に購入しようと思えば、それなりの知識も必要になりますが、セットになっていれば迷うこともありません。

また、個別に購入するよりも割安で購入することが出来るので、初めの一つはこのような製品を選び、後々は新たに追加で必要になったものだけ購入するようにすれば良いでしょう。

なお、上記の製品は先に紹介した仕掛けの全長を少し短く設定した製品です。

 

上カゴ式の完成仕掛けについても紹介しておきます。

TAKAMIYAの人気製品ですが、コチラも投げサビキが出来るように、一通りの道具がセットになっています。

先に紹介した製品と違い、フルサイズのサビキがセットになっていますので、3.5m以下の短い竿での使用はおすすめできません。

セットになったサビキの幹糸が4号なので、リールのラインは少なくとも4号は巻いておくようにしましょう(ラインが傷んで劣化しいない限り、同じ号数なら万一の時は幹糸の方で切れてくれます)。

 

すでにサビキ釣りの経験があり、サビキウキなども所有している方には、通常のおすすめサビキのみ紹介します。

適切なサビキは、釣行の時期や釣り場の条件などで変わるので、必ず複数種類の仕掛けを用意しておきましょう。

スキン系からコマセ(アミエビ)との相性が良く、実績の高いピンクスキンの『Hayabusa(ハヤブサ)のリアルアミエビ』です。

釣り場の状況を問わず幅広く使える、6本針のベーシックな製品で、精工に作られたアミエビが魚の見切りをうまく躱します。

投げサビキでの使用であれば、ラインナップの中で汎用性の高い仕様は、針6号・幹糸2号・ハリス1.5号がおすすめです。

初夏のターゲットが小さい時期には、4号程度の小針を用いた方が釣果は上がりますが、オモリ負荷を考えて仕掛けの強度を優先しましょう。

 

昔から完成仕掛けの販売で有名なささめ針からは、スキン系(ピンク、グリーン、ホワイト)から魚皮系(ハゲ皮、サバ皮)まで、様々なタイプの擬餌針を1つのサビキに組み込んだ製品が販売されています。

釣果に対しては良し悪しのケースがあると思いますが、複数種類のサビキを用意するのが難しい方は、こういった製品を試してみるのも良いでしょう。

投げサビキでの使用であれば、ラインナップの中で汎用性の高い仕様は、針6号・幹糸2号・ハリス1号がおすすめです。

 

最後にもう一点、定番のハゲ皮サビキで、こちらは仕掛け全長が96cmの5本針と、お子さんでも使いやすい仕様となっています。

針のカエシが無いので、安全性も考慮された製品です。

がまかつのハゲ皮サビキは、シーズンを問わず使える印象が強く、お子様向けの製品も多く販売されています。

先の製品と同じように、ラインナップの中で汎用性の高い仕様は、針6号・幹糸2号・ハリス1号です。

仕掛けを投げずに足元に落として釣りを行うなら幹糸1.5号程度でも問題ありませんので、初夏のターゲットが小さい時期などには、4号程度の小針を用いた方が釣果は上がるでしょう。

 

以上で、投げサビキ釣りの仕掛けと釣り方のコツについての紹介を終わります。

海釣りを始める方の中には、サビキ釣りからスタートする方が多く、アジ、サバ、イワシなどの青魚を釣ることで、釣りの楽しみを知る人も少なくありません。

ただ、色々な時期に釣りを行っていくと、通常のサビキ釣りだけは、釣果を上げるのが難しい時期や条件となる時を必ず経験します。

そんな時でも投げサビキを行うことで、釣果を確保できることが多々あります。

むしろ、投げサビキを始めると、通常のサビキ釣りを行わなくなる人も、たくさんいるのではないかというのが、管理人の率直な思いです。

どうせサビキ釣りを覚えるのであれば、是非とも投げサビキでの釣り方もマスターしておきましょう。

管理人自身も、サビキ釣りをする時は、ほとんど投げサビキです。

 

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